豊国神社(ご利益:開運招福・良縁成就)
1598年、天下統一を果たした豊臣秀吉は伏見城においてその波乱に満ちた生涯を終え、遺骸は遺命により東山阿弥陀ヶ峯の頂に葬られ、中腹に秀吉公を祀る豊国社が創建された。朝廷からは正一位の神階と「豊国大明神」の御神号を賜り、境内域30万坪を誇る壮麗かつ壮大な神社であった。
1615年、大坂夏の陣において豊臣家が滅亡すると徳川家康により廃祀されたが、明治元(1868)年、明治天皇の御沙汰により再興が決定され、明治13年には方広寺大仏殿跡地に社殿が造営され名実共に再興された。
境内には伏見城の遺構と伝えられる国宝の大唐門が、また北政所豊臣吉子方を祀る貞照神社や秀吉公の遺品などが残り、現在では出世開運の神様として全国より崇敬を集めている。
境内には、秀吉の旗印である『千成瓢箪』にちなんだひょうたん絵馬があり、朱印にもその姿を見る事が出来る。