十六社朱印めぐり 熊野神社 (2015/1/11)
熊野神社(ご利益:縁結び・安産・病気平癒)
新熊野神社、熊野若王子神社と共に、京都三熊野社の1つ。
朱印のカラスは熊野社の神使である八咫烏(やたがらす)。
三本足の特徴的な姿は日本サッカー協会のシンボルマークにも使われている事で有名。
811年、修験道の始祖役小角(えんのおづぬ)の十世僧日圓が、国家護持のために紀州熊野大神を勧請したのに始まる。
1090年、白河上皇の勅願により創立された聖護院は、当社を守護神として祟められ別当職を置いて管理した。
平安末期後白河法皇は度々熊野詣を行われたが、当社にも厚く尊信をよせられたという。
応仁の乱で社殿は焼失したが、1666年、聖護院宮道寛法親王が再興した。
現在の本殿は、1835年に大修造が行われ、下鴨神社から移築された代表的な流れ造りである。
御祭神は、我国最初の夫婦神である伊弉諾尊・伊弉冉尊であり、縁結び・安産のご利益がある。
又、病気平癒のご祈願も多い。
古くから節分の日には「火の用心のお札」を受ける風習があり、多くの参拝者で賑わう。
東大路通と丸太町通の交差点の北側西詰に位置する神社。
江戸時代に下鴨神社から移築された本殿。
神使(しんし)の八咫烏
八咫烏は下鴨神社が祀る神に由来し、中国から蹴鞠が伝わり、日本での蹴鞠の発祥地となったことから、日本サッカー協会のシンボルに採用された経緯がある。