京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

十六社朱印めぐり 今宮神社 (2015/1/11)


今宮神社は「玉の輿の神様」とも言われて八百屋の娘だった「お玉」(後の桂昌院)が将軍家光の側室となり豪華な輿に乗って嫁いでいった事が「玉の輿」の語源になっている。

当時は、士農工商身分制度で、最下位である商人の娘が、時の最高権力者であり江戸幕府が一番盤石で巨大な力を持っていた、三代将軍徳川家光の側室になった。

日本のシンデレラ桂昌院玉子が再建した寺社は今も京都以外にも多く点在している。

お玉は幸運にも自分が産んだ息子が後の五代将軍綱吉となり、正室を凌ぐ座に登りつめた。

今は東京、護国寺に静かに眠っている。



今宮神社の祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)・事代主命(ことしろぬしのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)の三柱を祀る神社で994年に船岡の上に創立されたといわれ、疫病の神として信仰が厚い。

一条天皇は疫病鎮めのために御霊会を修せられ、1001年に初めてこの三柱を現地に勧請せられた。  

本殿は明治35年の再建で、その西にある疫神社は本社が鎮座される以前からあったといわれ、素盞嗚尊(スサノオノミコト)を祀る。

今宮の名は、この古い疫神社に対し、新しい宮を意味する名称。  

「阿呆賢さん」と呼ばれる神占石は叩くと怒るともいわれ、撫でて軽くなれば願いが叶うとされる。

徳川五代将軍網吉の生母 桂昌院氏神社として、良縁開運「玉の輿」のご利益を願う人で賑う。

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参道には創業1000年と言われるあぶり餅で有名な一和と、江戸時代から続くかざりやが今も往時を偲ばせる。

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広々とした早朝の寺社は清々しくて気持ちが良い?

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南側の門

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拝殿

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拝殿に並んで建つ、織姫神社

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桂昌院の石碑

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場所がら西陣の織物関係者の心のよりどころにもなっている。


阿保賢さん

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