京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

都七福神巡り 赤山禅院 (2015/1/15)


「福禄寿神」を祀る赤山禅院

もとは中国の神を人格化したもの。

延寿や健康のご利益をもたらす、長寿の神様と言われている。

888年、天台座主安慧(あんね)が、師の円仁の遺命によって創建した天台宗の寺院。

本尊の赤山明神は、円仁が中国の赤山にある泰山府君(たいざんふくん)、陰明道祖神を勧請したもので、天台の守護神。

後水尾上皇修学院離宮御幸の時には、上皇より社殿の修築及び、赤山大明神の勅額を賜った。  

京都の東北に位置し、表鬼門にあたることから、当院は、方除けの神として崇敬を集めている。

叡山電車修学院駅から徒歩約20分ほど山側に入った比叡山の麓付近に位置する。

1キロほど続く緩やかな上り坂をランニングで駆け上がり5分強で到着。

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都七福神巡りをしているグループが記念撮影。

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屋根の中央で1匹の猿の置物が京の都を見守っている。

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表鬼門を守護する印として、赤山禅院の拝殿の屋根には、鬼門除けの猿が置かれている。

猿(申)は、鬼門とは反対の方角である西南西を指すことから、邪気を払う力があるとされている。

金網の中にいるのは、かつて夜になると暴れだし、いたずらを繰り返したため閉じこめたと伝わっている。

京都御所の東北の角にある猿ヶ辻や、幸神社(さいのかみのやしろ)にも鬼門除けの猿が置かれていて、この3匹の猿は全て御所の北東に置かれ、都の鬼門を護り続けている。

平安時代から風水に基づいた万全のセキュリティーシステムがとられていた。

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お数珠の輪の中をくぐる。

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本殿は平安時代の神社建築の様式の一つである見事な流造り。前の庇が後ろのものよりも長い。

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七福神

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福禄寿、頂きました。

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