熊野若王子神社(ご利益:学業成就・商売繁盛)
室町8代将軍足利義政がこの地で花見を開いた事でも知られている。
1160年、後白河法皇が熊野権現を禅林寺(永観堂)の守護神として勧請した正東山若王子の鎮守であったが、明治初年の神仏分離によって当社のみが今日に残った。
御香宮神社(ご利益:安産・病気平癒)
お腹に子供を宿しながらも三韓征伐を行った武神である神功皇后が主祭神という事から安産や子育てのご利益がある。
863年、境内に大変香の好い水が湧き出て、この水を飲むと病がたちまち治ったという逸話から清和天皇より「御香宮」の名を賜った。現在でも伏見の御香水は名水百選のひとつに認定されている。
1590年、天下統一した豊臣秀吉は当社に願文と太刀を奉納、伏見築城に際し、鬼門除けの神として城内に勧請した。
1605年、徳川家康は当社を元の地に戻し本殿を造営した。また表門は水戸の徳川頼房、拝殿は紀伊の徳川頼宣の寄進によるもの。
1868年の伏見鳥羽の戦では、官軍の陣営が置かれたが、幸いにして戦火をまぬがれた。