南禅寺 (2015/7/22)
近くまで行ったので、青もみじを見に南禅寺まで足を伸ばした。
言わずと知れた臨済宗、禅寺の最高峰。足利義満から「五山の上」と位置付けられた。
元は亀山上皇の母の離宮として、亀山上皇が建てた跡で、禅僧の無関普門が南禅寺をこの地に創建した。
三門は、歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門が「絶景かな」のセリフを言う場面として有名。
三門は、大阪夏の陣で戦い戦死した徳川家康の家臣たちを弔うために家康の家臣の1人で築城の名手であった、藤堂高虎が建てたもの。
美しい青もみじ。
紅葉の名所は青もみじの名所でもある。
雨が降る夏の京都は青もみじ観賞に限る。
100年後の京都市民のことを考えて、明治時代初期、第2代京都府知事、北垣国道が「百年の計」として取り組んだ琵琶湖疎水。
これにより、日本で初めて南禅寺のすぐ近くの蹴上に水力発電所も完成し、市街には路面電車も走るようになった。
当時は最も格式ある禅寺の境内に煉瓦造りの水路閣を通すのにどれだけ反対があったことか。
京都は伝統や格式を守るのと同じぐらい将来へのビジョンを常に考え行動してきたことが伺える。
前回訪れた時のブログ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/takanegishi55/62505796.html