都七福神巡り 行願寺(革堂) (2015/1/10)
「寿老神」を祀る革堂(行願寺)
福禄寿神と同様、中国の仙人がもとのお姿。寿老神は鹿を連れた姿として描かれる事もある。
鹿の肉を食べた人間は長生きすると言われ、人の寿命を支配する神とも伝えられている。
行願寺は、天台宗の寺院で、西国三十三ケ所観音霊場の第十九番の札所。
1004年、行円によって、一条小川に創建され、行円が常に皮の衣をまとい、人々から皮聖とも呼ばれていたことから、革堂と呼ばれるようになったといわれている。
以後、人々からの厚い信仰を受け、町堂として大いに栄えたが、度々の災火により寺地を転々とし、1708年の宝永の大火の後、この地に移された。
現在の本堂は、1815年に建てられたもので、堂内には行円作と伝える本尊千手観音像を安置している。
境内には、都七福神巡りの一つになっている寿老人神堂をはじめ、愛染堂、鎮宅霊符神堂、加茂明神塔などがある。
綺麗な椿
寿老神の像が安置されているお堂
七福神
寿老神、頂きました。