離宮八幡宮 (2014/10/11)
今日は天下分け目の天王山制覇。
阪急電車で、河原町駅から特急と各駅を乗り継ぎ15分ほど大山崎駅で降りました。
後ろに見えるのが標高270mの天王山。
大山崎駅前
今日の行程は、離宮八幡宮、待庵の写しが展示されている大山崎町歴史資料館、山崎聖天、大念寺、宝積寺、酒解神社、天王山山頂目指した後小倉神社をめぐり西天王山駅までのハイキングコース。
結構な距離と標高差のあるコース
まずは、離宮八幡宮。
JR山崎駅を降りてまっすぐ40メートルほど、阪急大山崎からは、西国街道に沿って西へ100メートルほどいったT字路に離宮八幡宮の門がある。
石清水八幡宮の元社にあたり、八幡大神を祭神とする神社。
貞観元年(859年)に清和天皇が、神託により国家安泰のため宇佐神宮から分霊し平安京の守護神として奉安することとし、その時に九州に使わされた大安寺の僧行教が帰途山崎の津(当時の淀川水運の拠点港)で神降山に霊光を見、その地より石清水の湧いたのを帰京後天皇に奏上したところ、国家鎮護のため清和天皇の勅命により「石清水八幡宮」が建立されたのが始まり。
その後、嵯峨天皇の離宮「河陽(かや)離宮」跡であったので社名を離宮八幡宮とし離宮八幡宮が建立された。
正面
境内
離宮八幡宮は油の独占で栄える。
平安時代の後期(貞観年間)となり、津として栄えたこの地の人々の中に、荏胡麻(えごま)の油絞りの道具を考え出した者(離宮八幡宮の神官貞観年間、時の神官が神示を受けたとされる)「長木」という搾油器を発明し荏胡麻油の製油を始めた。
当初はこの道具を使って作られた荏胡麻油は、対岸の石清水八幡宮の灯明用の油として神社仏閣の燈明用油として奉納されていたが、次第に全国にこの業が広まり、離宮八幡宮は朝廷より「油祖」の名を賜った。
後に、油座として離宮八幡宮は幕府・朝廷の保護の下、大山崎油座として油の専売特許を持ち栄えていく。
安土桃山~江戸時代には、「西の日光」と呼ばれるほどの壮大な社殿を構え栄華を極めた。