京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

竹邑庵(ちくゆうあん)太郎敦盛 (2014/9/13)

烏丸丸太町の交差点から徒歩1分。
御所を右に見て少し上がったところにある細い路地を左に入る。

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突き当たりを右に曲がる。

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この道の左側。

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民家に挟まれた隠れ家的蕎麦屋

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二階に上がる。

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壁にかかる御簾と欄間が京都の趣を添えている。

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敦盛そばと刻み九条ネギ山盛りとそばつゆが入った熱々の徳利がタオルに巻かれて運ばれてきた。(熱燗かと思った。)

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店を出て丸太町通を下がり烏丸丸太町の交差点に向かう右側に立つ大丸ビィラ。

軽井沢の高原に建つ教会のような建物は、大丸百貨店創業者下村正太郎の邸宅跡。設計はボーリス建築事務所なので、ウィリアムボーリスの意匠を継いだもの。

彼の建築物は数多く、同志社大学のアーモスト館や、東京では、明治学院大学などにも現存し今も現役として利用されている。

ボーリスは建築家として有名なだけでなく、近江兄弟社を設立しメンソレータムを広く日本に普及させた人としても有名。

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大丸百貨店店主の下村家が居宅として昭和5年ヴォーリズ建築事務所の設計,清水組の施工によって建てられた。
 
当時,日本化して行く洋館の中で,イギリスのチューダー様式でまとめられていますところから中道軒(ちゅうどうけん)と名づけられた。

急勾配の瓦屋根に煉瓦積の煙突を付け,鉄筋コンクリート造でありながら妻面には太い柱型を見せたハウスティンバー(半木造)によって変化に富んだ外観となっている。

室内にはヴォーリズの計画になるアメリカのキッチンジャー社の家具が残されており,ともに京都市登録有形文化財になっている。

隣のお屋敷には今も下村の表札がかかる。

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