あばれ観音 は、後祭の宵山の深夜に南観音山だけで行われる行事。
囃子方たちは日和神楽から戻るとすぐにハッピに着替え、本尊の楊柳観音をしばりつけた御輿をかつぐ。
町内を3周しながら町の両端で激しく揺らすという不思議な儀式。
しかし、今や祇園祭・宵山最後の行事として、深夜にもかかわらず多くの観光客や見物客が集まる。
あばれ観音が終わると、直ちに明日の巡行に備える。
全てを終え、町内の人が短い眠りにつくのは深夜2時過ぎ。
一説には、南観音山を少し上がった所にある北観音山の事が南観音山は好きすぎて、巡行当日に暴走するといけないから
前日に暴れさせて、気持ちを冷めさせる為と言われている。
バリケードが作られた。
いよいよ出てくる。
しっかりと台座に固定されると『わっしょいわっしょい』の掛け声と共に勢い良く左右に暴れさせ人ごみの中を駆け抜けて行く。
〈動画〉
http://youtu.be/8f0jkCysJ80
http://youtu.be/ZoD_33Yw99c
30mほど駆け抜けると、そこで暴れさせてから再び戻ってくる。
これを3往復ほど繰り返して観音様の気持ちを冷ます。
最後の三往復目
〈動画〉
http://youtu.be/EL8ikpEHEks