謡曲「志賀」のなかで、六歌仙の1人、大伴黒主が桜を眺めるさまをテーマにしている。
山を飾る桜の造花は、家に悪事を入れないお守になる。
昔の山は松の山篭と一緒に添山を飾ることがあったが、黒主山にはそれが残る。
以前は旧前掛のこれは琉球最後の王・尚寧王(しょうねいおう)が、師にあたる京の袋中上人に献上した16世紀の波濤飛龍図(はとうひりゅうず)は中国綴織。
(現在京都国立博物館に寄託)
見送は1764年製のの牡丹双鳳凰文綴錦と紅地唐子遊図(べにじからこゆうず)の二種類が1年交替で用いられる。
御朱印