毎年六月末の週末に五花街合同で芸舞妓が舞踊を披露する南座で行われる公演。
祇園甲部、祇園東、宮川町、先斗町、上七軒の花街の芸舞妓総勢80名の舞は艶やか。
1994年に平安京遷都1200年記念を祝して始まった公演で今年は21回目。将来に向けて着々と新しい伝統を作る努力をしているところが京都のエネルギーであり街の魅力の一つ。
ちなみに明治4年に第一回内国博覧会が行われた時に始まったのが都をどりで、今年は143年目。
南座
をどりを披露しない芸舞妓も続々と来場し観客として開場の時間を待つ。
最前列を背に客席の様子。
各花街による演目が行われた後の五花街全ての舞妓4人づつ総勢20人の舞「祇園小唄」は最高に美しかった。
各花街によってそれぞれ井上流、藤間流、若柳流、尾上流、花柳流と違う舞を同じ曲で披露され、5種類の祇園小唄を一度に観賞出来るとても贅沢な時間だった。
大きな舞を舞う度にアジサイの花かんざしとだらりの帯に織り込まれた金糸銀糸がスポットライトに乱反射する輝きはまさに圧巻だった。