京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

伏見稲荷大社(1) (2014/5/8)


JR稲荷駅前の一の鳥居から拝殿を通過して千本鳥居をくぐり抜け奥宮まで。(ほとんどの参拝者はここまで行って引き返す。)

創建は平安遷都以前の711年の2月初午と伝わる。
秦伊呂具(はたのいろぐ)が稲荷山の三カ峰に社を造ったことに始まる。

秦伊呂具は裕福だったため餅を的にして弓矢に興じていたところ、その餅が白鳥となって飛び去り、山の峰にとまり、そこに稲が成った。そのことに感謝した伊呂具が社を建て、稲成りから稲荷の名になった。

以後、秦氏の子孫が代々、伏見稲荷大社禰宜(ねぎ)や祝(はふり)となり明治まで奉仕することになった。

秦一族は5世紀ごろからすでに朝鮮半島から今の太秦の地に移り住み、主に機織りなどで高度な技術を持っていたとされている。中でも広隆寺を建てた秦河勝(はたのかわかつ)などは大きな力を持っていたとされる。

うず高く、太く、蚕のまゆを積み上げる様子が太秦の地名になったと伝わる。


JR稲荷駅前の大鳥居
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振り向くと道の向こうはJR稲荷駅
日本全国の参拝者数トップクラスの神社のわりにはとてもこじんまりした駅。
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駅に隣接する、国鉄最古の建築物であるランプ小屋。
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一の鳥居をくぐって参道を進み二の鳥居へ。
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朱塗りの楼門はいつもながら迫力があります。現在のものは豊臣秀吉が再建したもの。派手好きの太閤さん、さすがです。
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奥に見えるのが拝殿
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皇族も揃い踏み
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一段高い所に拝殿
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絵馬のように参拝者が奉納した鳥居。
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拝殿は横から見るとやはり流れ造り。
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千本鳥居をくぐって奥宮へ進む
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振り向くと奉納者の名前と住所、右側の柱には奉納日が刻まれている。
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一番小さい鳥居の奉納を昨年2月に申し出たところ約3年待ちとのこと。気長に待ちます。
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