京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

勝林院 (2013/12/6)

魚山(ぎょさん)・大原寺(たいげんじ)と号する天台宗の寺院で、天台声明(しょうみょう)の根本道場。  

円仁(えんにん)(慈覚(じかく)大師)が847年に唐(中国)から持ち帰り、比叡山に伝承されていた声明梵唄(しょうみょうぼんばい)・常行三昧(じょうぎょうざんまい)・引声念仏(いんぜいねんぶつ)などを修するため、左大臣源雅信(みなもとのまさのぶ)の子寂源(じゃくげん)が、長和2年(1013)に創建した寺。  

文治2年(1186)、後の天台座主顕真(けんしん)が、後の浄土宗祖法然(ほうねん)を招き、各宗の学僧(天台宗の証真(しょうしん)、三輪宗明遍(みょうへん)、法相宗の貞慶(じょうけい)等)と専修念仏について論議した「大原問答」の旧跡。  

本尊阿弥陀如来座像を安置する本堂は、安永6年(1777)に上棟したもので、平面・立面構成に近世的な特色がみられ、鐘楼(細部様式から江戸時代前期の建築と推定される)とともに、京都市有形文化財に指定されている。  

また、梵鐘(ぼんしょう)(平安藤原期)と石造宝篋印塔(ほうきょういんとう)(鎌倉期)は、国の重要文化財に指定されている。


三千院を右側に見ながらかさらに真っ直ぐ進む。

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小さな橋が見えてくる。

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突き当たりに大きなお堂が見えてくる。

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本堂にほどこされた一木造りの彫刻は見応え十分。

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珍しく本堂の中も写真撮ってもいいとのことだったので、証拠の阿弥陀をパシャり。

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大原問答をした時の問答台。

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