獅子吼(ししく)山と号し、浄土宗地恩院派に属する。
宝暦8年(1758)、僧関通(かんつう)が北野下ノ森に創建した。
この地には、昭和4年に移転した。関通は尾張国(愛知県の生れ)江戸増上寺で祐夫について修業し、享保10年(1725)より諸国に浄土宗をひろめ、16ヶ森を創建し、得度させた僧尼は1500人、戒をさずけた者3000人に達したという。
本尊は阿弥陀如来座像で、高さ2丈4尺の巨大なもの、新中和門院で桜町天皇のために造られたものと伝えられている。
今一体本堂厨子内に安置する阿弥陀如来立像は、高さ2尺5寸で室町時代の作、裸のままであることが、全国的に珍しい仏像。