京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

龍安寺 (2013/11/26)

臨済宗妙心寺派に属する。

もと徳大寺家の別荘であったが、宝徳2年(1450)に細川勝元が譲り受け、義天玄承(ぎてんげんしょう)を請じて禅院とし、義天はその師日峰宗舜(にっぽうそうしゅん)を奉じて開山として、自らは2世となった。

一時、応仁の乱により焼失したが、明応8年(1499)、細川政元が再興、その後名僧が相ついで住し、豊臣秀吉や徳川氏も寺領を寄付するなどして、最盛時には塔頭(たっちゅう)23を数えるほど寺運は栄えた。

しかし、寛政9年(1797)に火災に遭い、その後次第に再建されたが、盛時の寺観は復興しなかった。  

方丈庭園(特別名勝)は、室町時代末期の作と伝えられ、枯山水の名園として有名。

長方形の敷地の中に白砂を敷き、15個の石を配し、一木一草も用いず、象徴的に自然を映し出しており、枯山水庭園の極致を示したものといえる。

あたかも渓流を虎が子を連れて渡っているようにも見えるため、「虎の子渡し」とも呼ばれる。

その他、寺宝には、太平記12冊(重要文化財)などがある。

方丈の東庭には龍安寺垣があり、その横に秀吉が賞賛したと伝わる侘助椿がある。

また、その東庭を隔てた東北隅にあるのが茶室「蔵六庵」である。

1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として、「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された。

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水戸光圀寄進の手水鉢
吾唯足知(我ただ足るを知る)

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侘助

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鏡容池

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