祇園祭 南観音山 (2015/7/21)
南観音山は、「下り観音」とも呼ばれ、かつては後の祭の殿(しんがり)をつとめていた。
平成24年の大船鉾復帰により巡行順変更に伴い、29番目を巡行することになった。
「北観音山の観音様は男だが、南観音山は女性なので、南では宵山の夜更けに翌日の巡行の無事を祈って“あばれ観音"の行をされる」といういい伝えがあり、「あばれ観音」の別名があるも、こちらも御神体は北観音山と同じく楊柳観音像と善財童子像。
この山の楊柳観音は頭から袈裟をつけて座った姿をしている。
前掛は異无須織(いむすおり)と伝え る華麗なペルシャ絹緞通(だんつう)の逸品。
胴掛はペルシャ花文の緞通が用いられている。
他にも1684年の銘があるインド更紗も保存。
見送りは中国明時代のもの。
御神体の楊柳観音。
御朱印