京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

実相院 (2014/9/14)

もと天台宗寺門派門跡寺院

寛喜元年(1229)、静基(じょうき)僧正の開基。

寛永年間、足利義昭の孫に当たる義尊が入寺。

その後、後西天皇の皇子義延親王が入寺。以来、宮門跡が続いた。  

客殿・御車寄など、東山天皇の后、承秋門院の薨去に際し、大宮御所の建物を賜ったもので、現存する数少ない女院御所といわれている。

寺宝には、後陽成天皇宸翰(しんかん)「仮名文字遣」(重要文化財)、後水尾天皇宸翰「忍」他、狩野永敬をはじめとする狩野派による襖絵を多数蔵する。

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秋の七草のひとつ藤袴

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心の庭

実相院の客殿修復へ向けた再生プロジェクトとして発足。

客殿前の石庭を「こころのお庭」と命名し、大改修を進めている。

改修は、江戸時代から作庭を手掛けてきた「植治」小川勝章氏の全面協力によって進められ、市民参加型のワークショップなどを開催しながら、2014年秋の完成を目ざしている。

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裏山を背にした池泉式庭園と表の石庭は趣を全く異とする。

その2つをむすぶ通路のかえでが室内に映りこむ様子は「床もみじ」「床みどり」と呼ばれている。

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