京都が好き過ぎて困っているブログ

700ヶ所以上の神社仏閣を巡り、京都検定2級を取得した運営者がガイドブックに載っていないような意外な京都の魅力や素顔を紹介します。

祇園祭 後祭 山鉾巡行 (2014/7/24) (2)

南観音山

楊柳観音善財童子を祀る山で柳枝を付ける。

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辻回し

〈動画〉
http://youtu.be/UXZMNNmsA9w

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新しい見送りは加山又造造筆の龍王渡海図。

鯉山

中国の龍門の滝をのぼる鯉の勇姿を表している。

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前懸、胴懸、水引、見送りは16世紀の毛綴で重要文化財

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役行者

修験道の祖、役行者一言主神を使って、葛城と大峰の間に石橋をかけたという伝承に由来している山。

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聖護院門跡が山を先導する。

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正面にKBS京都の海平アナウンサー発見。

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黒主山

歌人大伴黒主が桜の花を仰ぎ眺めている姿。

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御神体は寛政元年の作。

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大船鉾

いよいよ150年ぶりに戻ってきた後祭の殿(しんがり)の登場 。祭の大トリ。

室町時代以降ずっと後祭を締めくくる大事な役回りだったが、幕末の戦火で消失して以来しんがりの座を長い間明け渡していた。

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〈動画〉
150年間のブランクを感じさせない復帰最初の見事な辻回し
http://youtu.be/_U6wNVU7hgk

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〈動画〉
http://youtu.be/17FIAJ7wflU

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祇園祭の33基の山鉾で安産の神、神功皇后御神体として祀るのは、占出山、船鉾とこの大船鉾。

今年は、大船鉾が150年ぶりに巡行復帰した年に前祭の山一番を引き当てたのは偶然にも占出山だった。(船鉾と大船鉾はくじ取らず)

大船鉾は手拭いは初日で完売、粽も二日目の朝には完売していたというほど大人気だった。

昨夜の宵山では鉾の前を通り過ぎるだけで2時間待ちという異例の状態。

まさに京都の街に150年ぶりに凱旋した大船鉾を一目見ようと多くの人が訪れた。


場所を変えて

巡行の山や鉾の最後の辻回しが行われる四条新町近辺の月鉾町会所前で待ち構える。

前祭で巡行した鉾、月鉾町の人達も鉾町に戻ってきた後祭巡行の山や鉾の健闘を讃える。

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南観音山が戻ってくる。

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〈動画〉
http://youtu.be/Yg9STqR5kG8

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いよいよ大船鉾が鉾町に凱旋。

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月鉾町の人達も拍手で迎えます。

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〈動画〉
http://youtu.be/wLFcuVXJJOU

四条新町の交差点で最後の辻回し。

〈動画〉
http://youtu.be/kGjCFmoZad0

ここを曲がって50m程先が大船鉾町。昨夜は大船鉾を一目見ようと見物客がこの50mを進むのに2時間かかっていた。


昨年、一昨年と会所で数人が細々と手拭いと粽を売っていた休み山だった大船鉾の巡行復帰は、多くの人に忍耐強く諦めない気持ちと、良いものを将来に伝えていくという前向きなエネルギーを与えたことでしょう。

京都の都人としての誇りと底力を見ることが出来ました。

いつまでも変わらない、代わりのない街であり続ける千年の都京都は、百年の首都東京など足元にも及ばない。