西側に国道1号、北側に名神高速の京都南インターの出入口があり、周辺はトレーラーやダンプカー、観光バスなど大型の車が往来する交通量の多い場所。
平安遷都の際に都の南を守る守護神としつ創建された神社。
平安末期、交通の要衝でもあり、この地に白川上皇が壮大な離宮を造営し、院政を行なった。
またこの地で、歌会や宴、船遊びや競馬(くらべうま)が行われ、王朝文化が花開いた。
熊野詣でに先立ち、道中の安全を祈って城南宮で身を清め出発する慣わしとなり、方角の災いを除く方除け、旅行安全の信仰が高まった。
鎌倉時代には承久の乱、江戸時代末期には鳥羽伏見の戦いの始まる場所となった。
境内
拝殿 変形入母屋造の前殿
平安時代の神社様式を今に伝える流れ造り。発祥は下鴨神社の本殿。
源氏物語 花の庭
城南宮神苑 楽水苑
春秋の歳時記である曲水(きょくすい)の宴。
毎年4月29日と11月3日に行われる優雅な催し。
平安装束をまとった歌人が川上からオシドリの形をした盃が流れてくるまでに歌を短冊にしたため、流れてきた盃の酒を飲み干すという貴族の遊び。
神紋は神功(じんぐう)皇后の旗印にちなむ日、月、星の三光。