延暦年間(9世紀初頭)平安遷都に伴って大和から遷座した今木神(いまきのかみ)、久度神(くどのかみ)、古開神(ふるあきのかみ)、比売神(ひめのかみ)の四座を祀る旧官幣大社。
歴朝の崇敬きわめて厚く、祭日には皇太子御参向、親王諸王大臣以下参列することを例としていた。
本殿(重文)は寛永年間(1624~1644)の建築で、平野造または比翼春日造とよばれ、一間社春日造の四殿を二殿ずつ連絡し、左右両殿の間に横棟を渡して「合の間」をつくり、正面に向拝をつけ、一見して三間社のように見える独特の形式。
境内に桜が多く、古来「平野の夜桜」の名がある。
4月10日に桜花祭を行う。
桜の名所は冬景色。
比翼春日造(平野造)の社殿