御旅所で人々を見守っていた神様、スサノオノミコト、クシイナダヒメノミコト、ヤハシラノミコガミがそれぞれ神泉苑や三条御供社など氏子地域を巡行して帰られる。
その神輿行列が還幸祭。
ルート
中御座：素戔嗚尊 (すさのをのみこと)
御旅所→四条通から寺町通を南→高辻通を西→烏丸通を上がり四条通を西→大宮通から御池通を西→ＪＲ二条駅前→千本通を下がり三条通を東→御供社での祭典→三条通を東へ、寺町通から四条通を東→東大路通下がり神幸通から本社へ
東御座：櫛稲田姫命 (くしいなだひめのみこと)
御旅所→四条通から烏丸通を南→高辻通から室町通を北へ→四条通から新町通へ出て下がる→高辻通から大宮通を北→四条大宮→三条通を東→御供社での祭典→三条通から寺町通を下がる→四条通を東→東大路通下がり神幸通から本社へ
西御座：八柱御子神 (やはしらのみこがみ)
御旅所→寺町通を上がり錦小路を西→高倉通を下がり四条通を西→東洞院通を下がり高辻通を西→烏丸通から四条通を東→東洞院通を上がり姉小路通を西→油小路通から御池通へ出て西→大宮通を下がり二条陣屋→三条通を東→御供社での祭典→三条通を進み寺町通を南→四条通を東→東大路通下がり神幸通から本社へ
このときも駒形稚児（こまがたちご）が神幸祭同様、先頭を行く。
駒形稚児は神幸祭を先導する稚児と還幸祭を先導する稚児の二人が選ばれており、それぞれが大役を果たす。
氏子さんたちにとっては神様を迎え、送る神幸祭、還幸祭が祇園祭でもっとも重要な神事。
神幸祭同様、威勢のよい男たちが神輿をかついで巡行するさまは山鉾巡行とはまったく趣が異なる。
午後5時頃になると、馬に乗った稚児、お神輿といっしょに飾られていた神様へ捧げた宝物である神宝をたずさえた行列に続き、三基のお神輿が御旅所を出発する。
それぞれが各所で神輿を高く上げて揺さぶる「差し上げ」を披露しながら氏子さんたちが住む区域の所定のコースを巡行する。
別々のコースを巡行した三基の神輿は午後9時過ぎから10時過ぎ頃までに、順次八坂神社に戻る。
その後、三基の神輿が揃った後、午前0時頃からは境内の灯りが全て消され、「御霊遷し(みたまうつし)」の神事が行われる。
3時半ごろ四条寺町の御旅所では三基の神輿が八坂神社に渡御する準備が始まる。
神輿渡御に先立ち場所取りをして待つ見物客。
スサノオノミコトを祀る中御座をを担ぐ三若神輿会が「ヨイットー ヨイットー」の掛け声と共に表れる。
御旅所に参詣
新京極商店街などをひと周りして御旅所に集まる。
〈動画〉
http://youtu.be/MptVjiB3GhY
神輿の先導をする宮本組が御旅所に到着。
4時半ごろスサノオノミコトを祀る神輿が担ぎ出される。
お祓いの準備が整うまでいったん西の方にはける。
〈動画〉
http://youtu.be/4imKEaE1tyc
戻ってお祓いを受けいよいよ出発。
〈動画〉
http://youtu.be/4cNHFnb5Xq8
5時頃、ヤハシラノミコガミを担ぐ西御座の錦神輿会の氏子さんが表れる。
クシイナダヒメノミコガミを担ぐ四若神輿会の氏子を先に着いた錦神輿会が迎える。(五男三女の子供達が母親を迎える。)
〈動画〉
http://youtu.be/VhQ_1Ygs0rE
クシイナダヒメノミコガミを乗せた神輿が御旅所から担ぎ出される。
〈動画〉
http://youtu.be/QjRC2dvdx1U
ヤハシラノミコガミも御旅所から担ぎ出されお祓いを受けるまでいったん脇に移動。
〈動画〉
http://youtu.be/KvcTsu_k4YQ
三基の神輿が御旅所から担ぎ出された。
5時半頃、いよいよクシイナダヒメノミコガミが出発。
〈動画〉
http://youtu.be/S60UjpzAAgE
ヤハシラノミコガミを乗せた神輿が八坂神社宮司からお祓いを受ける。
6時過ぎに、子供達であるヤハシラノミコガミの出発。
〈動画〉
http://youtu.be/pWTnbmvzCb0
