歌中山 清閑寺 (2013/8/16)

清閑寺

真言宗智山派

本尊 十一面千手観音

創建 802年

開山 紹継

平家物語の悲恋で知られる高倉天皇と小督局ゆかりの寺。

東山五条の交差点から国道一号沿いに大谷御廟の広大な墓地を左側に見ながらひたすら山科トンネル方向に向かって緩やかな登り坂を歩くこと30分ほど。山の奥の方にひっそりと建つ清閑寺。

本堂

要石

要石からの京都の眺めはまさに扇を広げたような素晴らしい景色。

幕末に、西郷隆盛と当時の清水寺住職月照上人が密議を交わした郭公亭跡。

高倉天皇は小督局を寵愛していたが、時の権力者平清盛により小督は宮中を追われてここ清閑寺で出家する。病弱で21歳の若さで崩御した高倉天皇は遺言により小督のもとで葬られた。ちなみに、高倉天皇の中宮は、建礼門院徳子(平清盛の娘)。

清閑寺のほど近くにある高倉天皇の御陵。 中宮の建礼門院徳子は人里離れた大原の寂光院でひっそりと一人で眠っている。